英語にはappleを使ったイディオムが沢山ありますが、その中でも特によく使われるものを10個ピックアップしてみました。それぞれのイディオムの意味や例文を見ていきましょう。
1
An apple a day keeps the doctor away これは毎日りんごを食べると健康になるという意味です。りんごにはビタミンや食物繊維が豊富に含まれているので、病気予防に効果的だと言われています。 例文: I always eat an apple for breakfast. An apple a day keeps the doctor away.
2
The apple of my eye これは大切な人や物のことを言います。目の中のりんごという表現から、最も愛するものというニュアンスがあります。 例文: My daughter is the apple of my eye. I would do anything for her.
3
Like comparing apples to oranges これは全く違うものを比較することを表します。りんごとオレンジは共に果物ですが、味や形や色などが異なるので、比べることができません。 例文: You can’t compare soccer and basketball. It’s like comparing apples to oranges.
4
To be American as apple pie これは典型的なアメリカ人やアメリカ的なものであることを表します。アップルパイはアメリカの代表的な料理ですから、このイディオムが生まれました。 例文: He loves baseball, hamburgers, and rock music. He is as American as apple pie.
5
How do you like them apples? これは自分の行動や発言に対して相手の反応や感想を聞く時に使います。自慢したり挑発したりする場合もあります。 例文: I just won the lottery! How do you like them apples?
6
A bad apple これは悪い人や問題を起こす人のことを言います。一つ腐ったりんごが他のりんごに影響を与えるように、一人悪い人がグループ全体に悪影響を及ぼすという考え方です。 例文: He is always lying and cheating. He is a bad apple in our class.
7
One rotten (or bad) apple spoils the (whole) bunch (or barrel) これは前述したa bad appleと同じ考え方ですが、こちらは諺(ことわざ)です。一つ腐った(または悪い)りんごが束(または樽)全体を台無しにするという意味です。 例文: We have to fire him before he causes more trouble. One rotten apple spoils the whole bunch.
8
The Big Apple これはニューヨーク市の愛称です。由来については諸説ありますが、一説では1920年代にジャズミュージシャンたちがニューヨークで演奏することを「the big apple」と呼んだことから始まったと言われています。 例文: I’m going to visit The Big Apple next month. I can’t wait to see the Statue of Liberty and Broadway.
9
To polish (or shine) someone’s apple これは誰かにお世辞を言ったり、へつらったりすることを表します。りんごを磨くという行為から、相手に気に入られようとする様子が伝わります。 例文: He is always polishing the boss’s apple. He wants to get a promotion.
10
To upset the apple cart これは計画や秩序を乱したり、問題を起こしたりすることを表します。りんごのカートがひっくり返るというイメージから、混乱や困難が生じることがわかります。 例文: Don’t upset the apple cart by changing the schedule at the last minute.
以上、appleを使ったイディオム10個の紹介でした。英語では他にもbananaやcherryなどの果物を使ったイディオムがありますので、次回はそれらについて見ていきましょう。